『花祭り』を行いました

神奈川県愛甲郡愛川町半原90の妙誠寺内にある『プレミアム愛川の里樹木葬墓地』は、四季折々の花々・緑に囲まれ、静かで景観に恵まれた墓苑です。
お寺の庭の八重桜が美しく咲き出した先週末に『花祭り』が行われました。

『花祭り』とは、お釈迦様のお誕生日を祝う仏教の儀式です。4月8日を中心に、宗派を問わず、広く行われています。

 

お釈迦様は、現在のネパールのルンビニの花園で誕生したといわれており、寺院ではたくさんの花で飾った小さな花御堂(はなみどう)を作ります。

 

右手で天を、左手で地を指さした、生まれたばかりのお釈迦様である誕生仏に、甘茶をかけて祝います。

 

甘茶をかけるのは、お釈迦様がお生まれになったときに、香水でその身体を洗ったからだとか、天から甘露が降り注いだからだと言われています。

 

伝承によると、お釈迦様は生まれてすぐに七歩歩き、右手で天を、左手で地を指して「天上天下唯我独尊」と言われたと伝えられます。誤解された解釈をされていることがありますが、本来は“生きとし生けるものは全て尊い命を持つ尊い存在である”という意味だそうです。
かつてないほど命の尊さを実感する、いま、このご時世だからこそ、とても染み入る言葉ですね。

 

寺院を見守るように咲く八重桜の優しさは、お釈迦様が微笑むような温かさを感じます。

 


春を迎え、次々に、墓苑の花々も咲いてきました。冬を静かに過ごしたあと、忘れずに鮮やかに花咲く自然の生命力に、今年の春は、より一層、感動させられます。

ご興味をお持ちの方は、春うららかな日に、ぜひお気軽にお立ちよりください。